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ゆるゆるサラリーマンの「ゆるサラ日記」

興味ある話題をあまり考えずに書いていこうと思っていますので、ゆるゆるとお付き合いください

辻野晃一郎さんの「日本企業の少し未来の働き方」を拝聴しました!

サラリーマン生活 テクノロジー

 

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こんばんは、まさひろです。

 

皆さん、”辻野晃一郎さん”という人物をご存知でしょうか?

ソニーVAIO(デスクトップ)・コクーンスゴ録などのヒット商品を生み出した人物で、ソニー退社後はグーグルに入社され日本法人の社長をつとめられた方です。

実は私、20年近く前に辻野さんとお会いしたことがあり、その後たまたま本屋さんで辻野さんの著書『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』を発見し、その日のうちに完読、その日から勝手に辻野さんのファンになりました!

その方の講演が大阪であるという情報から、企画元であるSansanにメールで応募し、見事当選。なんせ久しぶりにお会いしたい、できれば一言二言お話したい!と喜び勇んで訪問した次第です。

 

ソニーの営業担当時代

ちょっと昔話です。

私入社してすでに21年になりますが、入社3年目(1998年)から10年目までソニーを担当しておりました。その時営業として最初に受注したのが、ソニーのデスクトップで一躍脚光を浴びたVAIO Lモデル!!当時デスクトップパソコンといえば、どこのメーカーのを買ってもさして変わらない、デザイン性が少ないものばかりでしたが、このLモデルは違いました。さすがソニーというべき、秀逸さ抜群!スリムな本体に当時珍しかった液晶ディスプレイを同梱し、上品なバイオレット色で統一した高級家電のような斬新なデザインで、明らかに他社の画一的なパソコンと存在感が違っていました。そんなモデルを受注できたことを心から喜んだことを記憶しています。(ものはほとんど外からは見えない板金部品ですが)

その後、たまたまメインサプライヤの台湾企業の経営難という事態もあって、弊社でVAIOデスクトップのほぼ全モデルをやらせて頂けることになり、そのおかげで入社4年目にしてすでに課で1番の売上を叩き出しました。その分、毎日夜遅くまで工場にへばりついて仕事…と苦労はしましたが。ただお客様が本当に全員気持ちの良い方で、勉強になることばかりだったので、楽しく仕事出来ました。

結局数年後には時代の流れで、台湾企業のOEMでの生産になりましたが、材料だけは輸出させて頂き、なんとか商売はつながってました。当時そのVAIOのデスクトップ部隊を統括されていたのが辻野さん。最初に上司と面談させて頂いた時は、あまりにあっさりされた淡々とした受け答えに、イマイチ人柄をつかめずソニーらしくない人だなあと自分勝手な印象を受けておりました。

その後、辻野さんの管掌が変わって行く中でも、偶然でもありますが、継続してお付き合いさせて頂く事ができました。HDDレコーダーとお任せ録画のハシリであった「コクーン」、当時PSXと販売時期が被りながらも予想を覆し大ヒットとなったDVDレコーダー「スゴ録」。どちらもうちの板金筐体を納入させて頂きました。特にコクーンの板金は凝りすぎで、当時何故こんな作りにして、コストをかけるのか疑問でした。が、設計さんのこだわりの詰まった筐体で、今でも来客者に見せるとあまりの造詣の深さに驚かれる板金部品です。まさに成形図面で会話したこだわりの一品、おそらく普通の会社ではその設計さんの深い想いに答えることは出来なかったと思います。その点、受け手のうちの技術者も抜群の感性でした。

そういった関係もあり、その後何度か辻野さんにお会いする機会がありましたが、当時の辻野さんはプレジデントというお立場で、一介の営業担当が馴れ馴れしくお話できる存在ではありません。ただそれでも何度かお目にかかるうちに最初の自分の勝手な印象が少し変わった気がします。元々非常にクレバーな方であることはわかっていましたが、当時淡々と受け答えをされる奥に、熱さの様なものが少し見えたような気がしました。どういえばいいのかわかりませんし、私ごときが辻野さんを語るのは無礼の極みであると思いますが、「ソニーという会社とその製品を愛してやまない」という情熱を持ち、その思いを何より大事にされている方なんだと感じました。当時お付き合いしていた中でそこまで熱さを感じる方はおられなかった気がします。

 

 

講演会

さて話を先日に戻しましょう。今回の講演会はあの名刺クラウドで有名なSansanさんの主幹で、北新地近くのビル2階でした。受付で席順の札をもらって席につきました。参加者は全員で20名位。講演会としてはこじんまりしてますが、近くで辻野さんを拝見したい私としてはその方がありがたかったです。席について10分程するとスタート、司会のSansanの方けらタイムスケジュールの説明があり、早速辻野さんの登壇です!

後ろから出てこられお顔を拝見した瞬間、昔と変わらない佇まいが懐かしすぎて、前のめりになってしまいました!

さて講演の内容ですが、自分が気になるワードと内容だけメモしたので、それを列挙しますね!(順不同です。内容が乱雑で申し訳ありません)

 

1)これからの時代

・これからの10年は今までの10年以上に激しい変化が起こる

・境目が溶けだしカテゴリーの再定義がおきている

 1.「雲をのぞく窓」としての「家電」の再定義

 2.IoTやAIによる「車」の再定義

 3.FinTechによる「金融」の再定義

・これらの変化の中心はシリコンバレーの人たち

・インターネット革命を境に、過去の成功体験に引っ張られて、多くの会社(東芝、三洋、シャープ)が先に進めずもだえ苦しんでいる

囲碁でAIが勝つということからも、AIの進歩が凄まじい事がわかる

・1日生きれば寿命が4~5時間延びる

・世界の人口 1800年初頭 10億→現在 70億→2050年 90~100億

・人口増加によりエネルギー、食糧、飲料、環境など今までなかった問題が山積=地球視点が必要

・全世界の人口が73億人のうち、日本人は1.2億人しかいない。その視点で深掘りしてもビジネスが行き詰まる=Amazon・アリババvs楽天

 

 2)これからの働き方

・日本人の労働感は勤勉、勤労、奉仕。これは素晴らしい事だが、「受け身体制が習性となり思考停止に陥ってはならない」

・個の時代の働き方…キーワードはWOCとDIY

 1.自分のアジェンダで生きる

 2.自分の力で稼ぐ

 3.ハンズ・オンであり続ける

 4.自分を更新し続ける

・過去の経験を重しにするのか?飛躍するのか?

・社内改革をしようとするならトップが強くないと難しい

・働き方改革→受け身ではダメ!「自分の時間を取り戻す」=受け身が非常に危険

・今の日本を見ると、チャレンジ精神、モルモット精神が希薄

・欧米流のコーポレートガバナンスでは弱体化する→JapanWay=日本型のガバナンスが必要。(出光興産=大家族主義)

・日本人は明治維新と戦後の復興を見れば分かるように、目覚めたら凄い底力を発揮する

 

 3)Googleとはどんな組織か 

・神の目線でバーチャルな世界を見つめながら、それをリアル社会に置き換えている

・過去に想定された企業ではなく、未来から現在をフォーカスした企業

・全世界で常に走り続けている

・インターネットを制したあと、シンギュラリティを視野に入れて動いている

・何をやるにしてもすべてが早い…Googleカレンダーに知らない人からアポが入る

・メールのレスポンスが早い

Googleドキュメントを使用しすべてオープン

・すべての会議室にTV会議が入っている

・一つのプロジェクトを日本人だけでやるということはない

・ビジネスユニットごとに分かれていない

・割り込み処理に長けた人が集まっている

・セルフスターター=入社しても「仕事を下さい」という人はいない

・異業種交流会を毎日やっている

・”ワークライフバランス”ではなく、24時間365日の働き方=生き方を各個人がデザインする

・第6項「悪事を働かなくてもお金は稼げる」=ブロガーにヤラセ記事を書かせる事件発生→真相究明、再発防止が現場主導で動く(Wisdom of Crowds)

・Global Scalability=地球を俯瞰する=「そのアイディア、世界にスケールしますか?」と新しいアイディアに対し問いかける

・現場が最優先=上司が管理するのではなく追認

・一つのプロジェクトを日本人だけでやるということはない

・ビジネスユニットごとに分かれていない

 

※非常にラフで申し訳ありません。最新の著書である『「出る杭」は伸ばせ!』を読んで頂ければおおよそわかって頂けると思います。

 

 

お話させていただきました!

辻野さんの講演のあと、Sansanの和田支店長の話があり、これも参考になりましたが、これについてはまたの機会に書かせてもらいます。

その後、Sansanさんの粋なはからいで各自ビールを頂いて乾杯。そろそろ質問タイムかなと思ったら、今回辻野さんの著書『「出る杭」は伸ばせ!』のプレゼントがあるとのこと。当たった人は前で辻野さんと名刺交換ができるということで、是非と力の限り祈っておりましたら…呼ばれました!当たりました!!1/4の確率です!嬉しくて嬉しくて!!!

前に行って、会社名を名乗ったところ、憶えていてくださいました!「以前お世話になって…」といってくださり、本当に感無量でございました!

その後の質問タイムでもすこし質問をさせて頂きました。ぶっちゃけ、5つほど質問を考えていたのですが、さすがにみんな手を上げておられたので、一人で5つも聞くわけにもいきませんでしたので一つでやめておきました。そのときにも、「株式会社〇〇さんには以前大変お世話になりありがとうございました。」といって頂き、これまた感激です!なんせファンの辻野さんに憶えていただいただけで嬉しくて嬉しくて!本当に来て良かったです!

 

 

今回の講演についての感想

今回、辻野さんの講演に伺った理由は3つ。

①辻野さんにお会いしたかった!

Googleという組織のことが知りたかった!

③「これからの働き方」に関する自分の考えを磨きたかった!

 

①についてはファンなので、当たり前で理由はありません。今回は少しだけですが、お話する機会もあったので、十分満足100点満点でございました。ただひとつ、考えていた質問ができなかったのは少し心残りですが、次回にとっておきましょう。質問は「辻野さんが大好きなソニーを退職されるときに、一番感じた感情はなにか?」

②についても、考えていた質問ができなかったこともあり、満足度100点ではありませんが、辻野さんの講演を聞いた中でだいぶわかった部分があったので、これも満足できる70点でした。今回お話をうかがい、Googleという組織に更に興味がわきました!よくこんな組織が出来たものです。この組織を維持継続出来ているのは何故か?これは多分いくら言葉で聞いてもわからないでしょう。自分がその組織に入って感じるしかないんでしょうね…、あと3年以内でなんとかなるだろうか…。質問したかった内容としては、「『ワーク・ルールズ!』と『GoogleBoys』を読んで、非常に面白かったが、内容としては理想的な文言が続いていた気がする。実際Googleではこれを現実化し続けているが故に、今のような企業になっていると思うが、そういう組織でいられる秘密を一言で言うとなにか?」

③については、辻野さんのお話は聞けたものの、時間の問題もあり自分の考えをぶつけるまでは至らずこれは満足度30点というところでしょうか。

私の考えですが、これからの時代は、会社という組織は希薄になり、個の力が集まって社会のために何かを行い、また終わったら解散するという「プロジェクト化」が起こると思っています。必要なときに必要な人が集まってプロジェクトができ、社会のために貢献し、終わったらまた個に戻る…という繰り返し。これをやる上で、必要なのは「労働力の流動性を上げる」ことと「個人能力シエア化のためのプラットフォーム=公示するスキーム」だと思っています。

今はやりの「働き方改革」というものについて一言申し上げると、政府主導で長時間労働をやめさせるというのが大事なのではなく、組織感での流動性をあげて、もっと多様な働き方ができるようにし転職や副職が容易にできる社会にすることで、ブラック企業化を防ぐもしくは可視化するというのが正しいのではないかと思っています。こういった考えについて、自分は自分なりに正しいと思っていますが、もっとブラッシュアップをしたい、できるならそういう社会をつくるお手伝いをしたいと思っております。

今回はそのことについて、ディスカッションする機会を持てなかったことは非常に残念ですが、これも次回の機会まで楽しみにとっておくとともに、それまでに自分の考えをもっとブラッシュアップさせておきたいと思っています。

 

今回は本当に楽しい会でした。また次回お会いする機会ができれば最高です!

 

 

後日談

この講演会終了後、「厚かましい…」と思いながら御礼のメールを入れさせていただきました。そしたらまさか…翌日、わざわざご返信をいただきました!感激です!嬉しすぎです!!喜びすぎて、横にいた全く事情の知らない我が娘(中2)にその喜びを伝えてしまいました!!(キョトンとしてました)

せっかく返信頂いたので、早速すぐ返信しようかと思いましたが、「返信書くにしてもお礼だけのメールを読んでもらうのにお時間取らせるのは忍びないなあ」とか「あまり長文のメールを書くと押し付けがましいよな」とか考えてしまい、結局、講演会の感想をブログに書いて、そのURLを送らせてもらうことにしました。そう思ってこの記事を書き始めたまでは良かったのですが、書きたいことが多くて全然終わらず、結局講演会が3/1、今日が3/8と一週間もかかってしまいました…。せっかく頂いたメールに対し1週間近く返信もできておらず、気持ちばかりが焦ってしまっていたのですが、やっと今日メールを送ることができそうです。とりあえずお礼と感想を再度メールさせていただきます!